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NICU入門セミナー 〜登壇レポート〜

  • 執筆者の写真: SATOKO
    SATOKO
  • 6月12日
  • 読了時間: 2分

こんにちは、penaの坂上です。


先日、新生児科医を目指す医学生や研修医、先生向けの第11回NICU入門セミナーにて、「早産児家族から見たNICU」をテーマにお話をさせていただきました。


娘が生まれる前日から今に至るお話をさせていただきましたが、主治医だったこども医療センターの斎藤先生が座長を務められたことや、娘の成長の節目が重なり、当時の様々な感情が込み上げ、過去一番と言えるほど涙が止まらない講演となりました。


「小さすぎて呼吸器が付けられないかもしれない」と腕の中で看取る覚悟をして臨んだ出産でしたが、今、娘は目の前で元気に歌っています。


今回ご発表されてた先生方のお話を聞きながら、もし昔だったら助からなかったかもしれないと、改めて日々を共にできる尊さを感じました。


私にとってNICUは、休みなく毎日通った「第二の実家」です。


先生や看護師さんと一緒に行った名づけの儀。

目が開いたのは2週間後でした。

抜管に立ちあわせていただいたおかげで、生後約2ヵ月の時に、やっと産声を聴くことができました。


また、NICUの中だけではなく、齋藤先生は母乳外来や偏食外来にも同席くださり、芽と、子育てに悩む私に寄り添ってくださいました。

地域で相談相手が居なかった私にとって、大変心強い存在でした。


命に向き合う、私には想像もできないご経験を重ねながらも、子ども達の命だけではなく、私たち家族の人生も応援し、十年二十年先を見据えた治療や研究を続けてくださっていること。

それが今この瞬間の治療にも繋がっているのだと強く感じました。

今回、新生児医療に懸ける先生方の深い想いや熱意に改めて触れ、感謝の念が堪えません。

私たち当事者家族は、医療従事者の皆様の想いを知る機会は少ないと思います。


だからこそ、一人の当事者家族、そしてpenaの代表として、微力ながらも今後も新生児医療に携わる皆様と家族の懸け橋になるような活動をしていきたいと、決意を新たにいたしました。


NICUの皆様のご尽力によって不安や絶望の気持ちが希望へと変わったこと、その感謝の気持ちをお伝えする機会をいただけたことに重ねて感謝いたします。


また、このような機会をいただきました滋賀医科大学の柳先生。

私を推薦してくれた滋賀のCOAYUの小島さん。

本当にありがとうございました!


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<NPO法人pena>

 2500g未満で生まれたリトルベビーと

 ご家族を支援する家族会

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